十代の頃にBARでバイトをしてたことがあるのだが、そのBARはホテルの最上階にあるBARラウンジになっていて、地元の若い輩が飲みに来てテキーラバトルで狂って
ウェイウェイして騒ぐようなウェイウェイ系のBARではない。
客層は「宿泊観光客・企業のトップで自分は首相レベルと思っている輩・不倫カップル・セレブマダム...etc」がよく来店するBARだ。
当時、僕は高校卒業して社会人1年目の蒙古斑ボーイとしてバイトで務めていて、色々な「年齢層・職業・立場」の方と職業柄会話をすることが多かった。
会話の内容はというと、
観光客
【どこかスッキリできる良いオネェちゃんの店ありませんか....】
当時はガラケーの時代だったので、ググる事が難しくて地元に効くのが手っ取り早かった。※旅行に来てまで息子をスッキリさせたいのか....と感じた。
企業のトップで自分は首相レベルと思っている輩
【この店の最高級のお酒を持ってきてくれるか。(提供後)....この程度の酒しか置いてないのかこのホテルは。】
毎回コンパニオン4名を引き連れて現れる70歳オーバーのじじぃ...失礼、お客さんだ。
※連れの女が有料のコンパニオンで見栄を張ってるところが滑稽で、良い酒を提供してもらいたいのであれば高級ホテルに行くことをオススメする.....と感じた。
不倫カップル
【あのヒト(男の妻と思われる)といつ別れてくれるの.....。(不倫女) 別れない.....俺は二人がいて今の俺がある、どちらかを選ぶと俺はこの先落ちていくしか無い....。(不倫男)】
※大丈夫、もうとっくに急降下で墜落が始まっているから心配無用、グッドラック.....と感じた。
セレブマダム
【あら、ステキなお兄(バーテン)さんね、彼女とかはいないの?可愛い過ぎてチューしたくなっちゃうわ♡】
※70オーバーのマダムでいまだにお盛んなのか?彼女いても教えないしチューはできない.....と感じた。
お褒めの言葉は素直に嬉しかった....と思う。
1年間しかバーテンはやらなかったが、日々上述の内容に似た会話が繰りひろげられ
ていたので、まるで異業種交流会のようで楽しく働かせていただいた。
あれから20年以上経った現在、あの不倫カップルがどうなったのか?
少しだけ気になる.....。