先日、ボクシングのバンタム級王者、井上尚弥選手が「4団体統一王者」になった。対戦相手のポール・バトラー選手は終始ディフェンシブに試合を運び最終的には11RにTKO敗けを喫した。
これも、バトラー選手の戦術だったのかもしれないが、井上尚弥選手が試合後に「日本に来てまで統一戦に挑むのに、勝つ気が感じられなかった。」と話していたのが印象的だった。
ポールバトラー選手が今回のような戦い方ではなく、手を出して打ち合いに行けば当然KO敗けをする確率はあがるけど、勝つ確率も確実に上がる。
この試合を観て感じたことは「一歩踏み出さないと明るい未来も掴めない」ということ。
これは、我々の日常にも言えることで何かチャンスが来たときに「石橋を叩いて渡らない」ということをしていると、現状維持にしかならない。
そして、現状維持は衰退だといこと。
そのことを今回の一戦に観た気がする。