「前例がない」
「こんな常識的なことできないのか」
「常識的にこうだろ」
「周りを見てみろ、こうするのが常識だろ」
生きていれば必ず耳にする言葉ではないでしょうか。
我々日本人は、良識があり規律を守る国民と言うことで世界から評価が高い国で御座います。
阪神・淡路大震災の時や東日本大震災の時に、被災地でボランティアの方々が「炊き出し」を行った際に、被災者はしっかりと列を作り順番を守って待ってる姿に
「被災してて我先になりたい気持ちのところを、しっかり順番を守って待ってる日本人は素晴らしい」と世界から称賛を頂きました。
そういう素晴らしい日本人なのですが、この背景には人間の可能性を知らず知らずの内に潰している状況があるのです。
日本人は物心ついた頃から「集団生活」を学びます。
「みんなと同じような行動をするように」
冒頭で書いた事を幼少の頃から何度も何度も親や教員、さらには会社の先輩や上司に言われ刷り込まれていきます。
そうやって育った現在の大人達はどうなってしまったでしょう。
「常識的に」
これにこだわり「他人との違いは良くない」
「自分だけ周りと違うと変に思われるのではないか」
「常識的にこうしないと」
など、そんなことばかりを考えて人生を生きていってますよね。
今一度周りを確認してみてください、そーいえばそうだなぁ。
となるはずです。
私がここで言っているのは「常識的に動く奴はダメ」と言っているのでは御座いません。
世界が称賛したように、勿論常識や規律を守ることは素晴らしいと思いますし日本人の良いところであると思います。
そのおかげて世界と比べると、犯罪件数は圧倒的に低い国で御座います。
《世界の殺人発生率》
米国 65位
日本 165位
このように経済大国の米国と比べても日本は100もの差をつけております。
ちなみに、一番殺人発生率が高い国は「エルサルバドル」で、一番殺人発生率が低い国は「マン島」となっております。
(引用元 : グローバルノート)
このように素晴らしい我が国ではありますが「常識や規律」にこだわりすぎると
「自分の可能性を開花させる機会を失うかもしれませんよ」
と言うことで御座います。
今当たり前のように空を飛んでいる飛行機、それを発明した「ライト兄弟」は周りから「空を飛ぶなんてそんなことは常識的に不可能だ」とバカにされてましたが、何度も失敗して何度も試行錯誤して何度も挑戦を続けたのちに
空を飛ぶ事ができました。
今では当たり前のように、世界の移動ツールとして使われてますよね。
もし、あの時「常識的に不可能」の言葉で諦めていたら現在はありません。
「常識にとらわれず挑み続ける」事の大切さをライト兄弟が教えてくれました。
そして「行動・工夫・継続」が如何に大事かということ。
学校や会社、社会などで「人と違うことはしてはいけない」と自分の行動を狭めないでください。
自分で可能性を失わないで下さい。
何か新しいものを産み出すということは、非常に険しく大変な道程で御座いますが、その道の先に新しい何かが待っております。
周りに何と言われようが、けなされようが信念をもって「行動・工夫・継続」をすれば未来は拓けます。
「非常識が常識になった時、世界は変わる」
今回はこの辺で失礼致します、それではまた。